2013年7月19日金曜日

文武両道

今日は終業式ですね。

明日が部活動の市長杯が近いために、この時間は塾は誰もいません。

三河の子達はみんな部活動を熱心にするなあと思います。
特にスポーツ系の子達は、この暑い中もがんばっていることでしょう。

いわゆる文武両道ですね。

これはけっこう年を重ねるに従って難しくなってきます。

体力の低下など十代の子には無縁でしょうが、中学から高校に行くにしたがって、やっていることの専門性が次第に高くなってくるからです。大学入試を考えている生徒たちは、かなり高レベルの学力を要求されますし、部活動も高校のレベルは中学とはやはり段違いです。

だから、このあたりから文武両道というのは相当に難しくなってきます。

「高校で部活をやりながら、国公立大学を目指すのなら、浪人を覚悟せよ」 と私は言います。

普通科なら高校での勉強の量は、単純に中学の10倍です。
10倍に増えた勉強をきちんとやっていくには、中学程度の努力ではだめです。どのような勉強をやっていけばいいのか、最終的な目標のために何を優先的にやっていけばいいのか、自分で考えられなければいけません。中学と同じようにやっていたら、間違いなく成績は下がっていきます。

その中で部活動でも実績を出したいのなら、勉強と同様のことを部活動で要求されます。

両立させるのは、それほどに難しいです。才能とか努力とかいろいろなものが要ります。

もとろんスポーツや部活やることの意味や意義はいろいろあります。

体力作りだけでなく、集中力を養い、チームプレーを学び、勝利することの喜びを知ることができます。
きちんとそれを行えば、日々の糧にもなるし、将来必要なことを多く学べるでしょう。

しかしやはり、バランスは必要で、自分の将来ときちんとリンクさせていて欲しいと思います。

もし、生徒に勉学に優先順位があるのなら、部活動をヘトヘトになるまで行うのは宜しいことではありません。部活で疲れて勉強ができないのなら、それはもはや文武両道を履き違えています。そういうのはただの片手落ちというのです。

私も趣味のフィールドワークがてら、1日に10km前後を散策するので、体力作りは必要です。
ただ、私の優先順位は塾での指導にあるので、ヘトヘトになるまでは絶対やりません。きちんと自分の出来る範囲で両立させています。そうしたバランスも生徒たちには学んで欲しいと思います

2013年7月15日月曜日

『受験社会』完成版

先日、西尾教室の森田室長を訪ねて、『受験会』の完成版を頂いてきました。




思ったよりも、ずっと出来が良かったです(笑)。

自画自賛ですがデザインもかっこいいですね。

 

受験時の社会科で、年表、グラフや地図などの資料問題は多く出題されますが、実際、資料中心の教材はほとんどありません。社会科は情報量も多く、効率よく勉強しないといけないので、こうした資料中心の教材は、今まで欲しくて仕方がありませんでした。



中身もオールカラーで見やすく、入試はもちろん、理解を深めたいほかの学年の生徒にも使っていけそうです。とりあえず、私は中3の夏期講習受ける生徒には無料配布していく予定です。

9月以後の受験対策に強力な助けになること間違いなしです。

 


2013年7月12日金曜日

愛知県公立高校入試 英語編

愛知県公立高校一般入試の傾向 英語

総問題数20問(各問1点/20点満点)

愛知県の英語は、ズバリ英文読解力です。
英作文にしろ、長文読解や会話文にしろ初めて読む英文ですから、英語の読み方そのものが
わかっていない生徒はほとんど点数が取れません。

逆を言えば、英文を読み取り技術さえあれば、それを足がかりにしていけるわけで、夏休みから
年明けにかけて、こつこつと英文読解向けの演習を中心に、私は教えることにしています。

ポイントは英文読解であって、長文読解ではありません。長文をすべて読む必要はないので、
ポイントをおさえた解答方法が必要になってきます。問題形式はワンパターンなので、抑える
べき文法とリスニング演習をきちんをこなせば秋には6〜7割がたはいけるようになります。




平成24年A日程
番号内容            出題分野            

聞き取り
5題
正誤問題③
空欄補充②
1英作文
3題
会話表現補充英作文③
2長文読解
6題

語形変化②
並び替え①
長文内の適語補充①
英語設問・英語答文の適語補充①
内容正誤問題①
3対話文
6題
適文補充(選択)②
長文内の適語補充②
長文内の適語補充(選択)①
内容正誤問題①

平成24年B日程
番号内容            出題分野            

聞き取り
5題

正誤問題③
空欄補充②
1英作文
3題
会話表現補充英作文③
2長文読解
6題
語形変化② 
整序問題①
長文内の適語補充(選択)①
英語設問・英語答文の適語補充①
内容正誤問題①
3対話文
6題
適文補充(選択)②
長文内の適語補充(選択)①
長文内の適語補充②
英語設問・英語答文の適語補充①

成績下位の生徒にとっては、もっとも対策が難しいのが英語でしょう。
他の科目の場合、「難しい問題」と「易しい問題」がハッキリしているので、易しい問題だけを狙って解いていくというアプローチも許されますが、長文読解をメインに英語の場合はそれが難しいです。
また、文法事項についての出題傾向は「1年内容<2年内容<3年内容」となっています。これも成績下位の生徒には厳しい理由の1つですね。
1年生のうちからきちんと実力を積み重ねておかなくてはならないのですよね。
ただ、英語は設問のパターンが毎回ほぼ同じです。同種のタイプの問題をきちんと演習しておけば、高得点が狙いやすい科目でもあります。

1.聞き取り問題は毎回同じパターン

聞き取り問題の出題パターンは毎回同じです。
正誤を問う問題が3題に穴埋め1題です。
特に正誤を問う問題のうち、「Yes、No」で答える出題が毎回1題程度あるのですが、こちらはコツが掴みやすい問題です。
どういうポイントに注意して聞けば良いのかのパターンを掴んでおきましょう。

2.大問1 英作文

会話文などの長文を補充する形で出題されます。
図や資料を見て答えさせることが多いようです。
設問自体は比較的易しいですが、
1.前後の文脈から、解答すべき内容を読み解くこと
が問われます。
3.大問2 長文読解

設問のパターンが決まっています。
対策のしやすい問題について説明します。

語形変化
動詞の語形変化が2題出題されます。三単現変化が出題されることはまずなく、過去形・分詞・動名詞への変化になることが多いようです。一昨年は形容詞の変化が出題されましたので、今後も形容詞の変化が出題される可能性もあります。
点数を取りやすいところです。

整序問題 
少し長いですが、日本語の訳もついています。重文、複文などの複雑な文になりますので、文の構造をきちんと理解することが問われます。

内容正誤 
説明文型の英語長文の要旨は第一段落にあることが多いです。第一段落はしっかりよんでおくと良いでしょう。

4.対話文

選択式の適文補充
前後の会話の答え方に注目して解きます。
教科書で言えば、Speaking Plusあたりの連語類も出たりしますので、まずはそこを抑えましょう。

2013年7月11日木曜日

愛知県公立高校入試 理科編

愛知県公立高校一般入試の傾向 理科

総問題数20問(各問1点/20点満点)

理科の傾向として、社会以上に「考える問題」が多いです。
書いてある情報も多く、内容もしっかり読み解いていかないと高得点は難しい。
ただ、やはり基礎的な間違い探しや用語を答えるだけの問題などもあり、如何に効率よく
論理的に問題に当たるかも大切です。



平成24年A日程
番号内容   出題分野   
       出題形式       
1小問集合
2題
生物 植物の種類
物理 密度
選択問題
2生物
4題
ヒトのからだ
選択問題3、記述問題1
3化学
4題
化学変化
選択問題2、計算問題1
グラフ記入問題1
4物理
4題
物体の運動
選択問題3
計算問題1
5地学
4題
天気
選択問題3 作文問題1
6
小問集合
2題
物理 水圧
地学 天体
選択問題

平成24年B日程
番号内容   出題分野   
       出題形式       
1小問集合
2題
物理 光の性質
地学 地層
選択問題
2生物
4題
植物のつくり
光合成と呼吸
選択問題2
計算問題1、記述問題1
3化学
4題
電気分解
選択問題2
計算問題1、記述問題1
4物理
4題
電流
オームの法則
選択問題3
グラフ記入問題1
5地学
4題
太陽の日周運動
選択問題4
6
小問集合
2題
化学 酸化
生物 遺伝
選択問題

理科や社会は選択問題形式での出題がメインになります。
語句を記述させる問題も小数出題されますが、どれも基礎的な語句に限られます。

愛知県の理科は、表面的な知識ではなく、

・ きちんと理解できているか
・ 深く考える力があるか

の2点を問う問題が圧倒的に多いように思われています。

そのため、理科の学習方法としては、

1.基本的な語句や知識を覚えて理解する
 (あまり難しいところまで学ぶ必要はない)

2.受験傾向にあった問題演習で考える力を養う

というのが流れになると思います。

1.A日程とB日程では違うジャンルから出題される

大問1と大問6が小問集合で、生物・物理・化学・地学から各一題。
大問2~大問5が各4問で、生物・物理・化学・地学からの出題となっています。
また、A日程とB日程では異なるジャンルからの出題されるので、後半に行われる日程ではだいたいどのジャンルから出題されるのか予想することができます。


2.問題文をしっかり読む練習をしておこう

理科の基礎知識はあるのに、理科の過去問で点数が取れないという生徒には、「問題文」をきちんと読めていないという生徒が多くいます。
問題文さえきちんと読んで理解することができれば、見かけは難しくても実は易しい問題だったというのは少なくありません。
理科は比較的、時間には余裕のある教科です。じっくりと問題文を読む練習をしておこう。


3.選択問題の絞り込み方を練習しておこう

選択問題の選択肢は、6個や8個など多めに設定されています。
絞り込み方を演習しておこう。

4.化学反応の計算問題を演習しておこう

高得点を狙う生徒は、化学反応の計算問題は練習しておきましょう。
特に比を用いた計算が使いこなせれば大きな武器になるはずです。

2013年7月10日水曜日

愛知県公立高校入試 社会編

愛知県公立高校一般入試の傾向 社会

総問題数20問(各問1点/20点満点)

社会科はそれほど、難しい問題はありません。
しかし、習得しておくべき事柄は広範囲かつ、5教科中最多です。
ただ単に用語を暗記しているだけでなく、より体系的な知識が必要になります。


平成24年A日程
番号内容     出題分内容     
   出題形式   
1歴史
3題
鎌倉時代
選択問題② 
記述問題①
2歴史
4題
3枚のカード
弥生/室町/江戸/現代
選択問題③ 
記述問題①
3日本地理
4題
静岡県
地形図の読み取り
選択問題③
地図記入問題①
4世界地理
4題
各国の特徴
データ読み取り
選択問題②
5公民
4題
経済
選択問題③ 
記述問題①
6公民
3題
国際社会
歴史融合問題
選択問題② 
記述問題①

平成24年B日程
番号内容     出題分内容     
   出題形式   
1歴史
3題
3枚のカード(土地制度)
選択問題③
2歴史
4題
古墳時代、鎌倉時代、
明治時代
選択問題③ 
記述問題①
3日本地理
4題
農業データ読み取り
選択問題② 
記述問題①
地図記入問題①
4世界地理
4題
貿易・気象データ読み取り
選択問題②
5公民
4題
需要と供給
選択問題③ 
記述問題①
6公民
3題
3枚のカード(憲法)
選択問題② 
記述問題①

理科や社会は選択問題形式での出題がメインになります。
語句を記述させる問題も小数出題されますが、どれも基礎的な語句に限られます。

社会も理科と同様に、

・ きちんと理解できているか
・ 深く考える力があるか

の2点を問う問題が圧倒的に多いように思われています。

そのため、社会の学習方法としては、

1.基本的な語句や知識を覚えて理解する
 (あまり難しいところまで学ぶ必要はない)

2.受験傾向にあった問題演習で考える力を養う

というのが流れになると思います。

1.出題分析

歴史 大問1~2 7題
日本地理 大問3 4題
世界地理 大問4 2題
公民 大問5~6 7題

以上のように出題されます。
分野ごとに対策しましょう。

2.歴史は時代区分を大切に

歴史は1つの時代からではなく、さまざまな時代からミックスされて出題されます。
「カード方式」での出題も多いです。
そのため、どの出来事や人物がどの時代のものなのかを理解するのが大切になってきます。
細部を学ぶことよりも、時代の流れを把握しておくことを重視して勉強しましょう。語呂合わせで年代暗記をしておくのも良いでしょう。

3.日本地理は地域、都道府県の特徴をおおざっぱに掴んでおこう

日本地理は、地域や都道府県ごとの産業や気候の特徴を掴んでおくと有利になります。
基本的な知識をおさえて、類題を演習しておきましょう。

4.地理のでは、資料の読み取り問題を中心に演習しよう

地理分野は歴史と公民に比べ、覚えておかなければいけない語句や知識などは少なくなっています。
その代わりに、地形図、表やグラフなどの資料を読み解く問題が多く出題されます
表の整理の仕方、扱い方を練習しておきましょう。


5.公民・地理・歴史との融合問題も出題

公民・地理・歴史の融合問題も最近は出題されます。
例えば、「大阪」の工業・農業だけでなく、「大阪」での歴史的な出来事(「豊臣秀吉の政治」や「天下の台所」など) も関連付けて覚えておく必要があります。高得点を狙うためには、より深い体系的な知識が必要です。

6.公民は「まちがいさがし」がポイント

公民の問題は、問題数も少ないですが、だいたいが「まちがいさがし」が多いです。
書かれている用語の説明のどこが間違っているのかが分かれば自然と答えられます。
用語そのものよりも、用語の解説が自分でできるような勉強をしましょう。

2013年7月9日火曜日

愛知県公立高校入試 数学編

愛知県公立高校一般入試の傾向 数学


総問題数20問(各問1点/20点満点)




愛知県公立高校の数学は、全問解ききるのはかなり難しいです。
最難関高校志望以外ならば、ある程度の問題の取捨選択も重要です。

まずは最初の計算問題を解き、比較的簡単な関数の1問目、図形の証明・角度の問題などを解くなど、まずは自分が解くことができそうな問題から当たっていき、時間を有効に使っていきましょう。本番で、しばらく考えて問題を解く方法がわからないなら潔く諦めます。1問に2分以上の長考は厳禁です。





平成24年A日程
番号内容            出題分野            
1計算問題
7題
正負の数の計算①
文字式の計算(加減)①
展開・因数分解①
平方根の計算①
二次方程式(解の公式)①
図形の計量①
二次関数①
2小問集合
3題
1次関数①
方程式の文章題①
図形の証明(穴埋め)①
3小問集合
5題
確率①
関数(反比例①1次関数①)
一次関数の利用(グラフ)②
4小問集合
5題
角①
空間図形(三平方の定理の利用)②
平面図形(相似の利用)②

平成24年B日程
番号内容            出題分野            
1計算問題
7題
正負の数の計算①
文字式の計算(加減①・乗除①)
平方根の計算①
二次方程式①
関係を表す式(不等式)①
平行四辺形の性質①
2小問集合
8題
反比例①
方程式の文章題①
二次関数②
図形の証明(穴埋め)①
確率①
一次関数の利用(グラフ)②
3小問集合
5題
平面図形(相似)①
平面図形(円周角、三平方の定理の利用②)
空間図形(体積、相似の利用)②

A日程もB日程も大問の区切り方が違うだけで、実際の内容には大差ありません。
毎年、だいたい同じような問題で出題されます。
(もちろん、年によって少しずつ新しいタイプの問題が出題されるということはあります)

1.大問1の計算問題は確実にとろう

大問1は比較的易しい問題で構成されています。ここは狙い目です。
特に、(1)~(5)は毎回ほぼ同じパターンの計算です。これは、きちんと類題演習をしてとれるようにしておきます。
近年、二次方程式はA日程かB日程のどちらかで解に√が出てくる問題が出題されています。
(6)(7)は基本的な問題ですが、出題内容はバリエーションに富んでいます。選択問題なども出題されます。

とにかくまずは正確に次に素早く解けるように、計算練習を欠かさないようにしてください。

2.出題パターンの決まった問題は練習しておこう

出題パターンが決まった問題が多くあります。狙い目です。
関数のグラフ 1問目は比較的簡単な初歩の問題が出やすいです。2問目は図形などと絡めてくる場合が多いです。
証明問題 穴埋め形式で出ます。図形の証明が多いです。
グラフの作図 グラフの作図が出ます。反比例や二次関数は出題されず、直線のグラフです。
確率 数え上げ、樹形図で解ける問題が出題されます。


3.図形の応用問題が多く出題される

図形からの出題が多いです。
円周角、相似、平行線と線分の比、三平方の定理の利用は特に頻出です。
関数からの出題なども、幾何学的な考え方を用いると解きやすい応用問題が多く出題されます。
図形の出題は応用問題が多いですが、角度を求める出題は比較的易しいことが多いです。
数学で高得点を狙いたい生徒は、図形の応用問題をしっかり演習しておきましょう。

2013年7月8日月曜日

愛知県公立高校入試 国語編

愛知県公立高校一般入試の傾向 国語

総問題数20問(各問1点/20点満点)



平成24年A日程
番号出題分野            問題形式            
1論説
6題
選択4題(内容把握3、接続詞選択1)
抜出1題(心情把握)
要約1題
2随筆
6題
選択4題(語句の意味1、内容把握3)
抜出2題(心情把握1、内容把握1)
3漢字
4題
記述3題(書き1、読み1、四字熟語1)
選択1題
4古文
4題
選択3題(内容把握1、要旨把握2)
抜出1題(内容把握)

平成24年B日程
番号出題分野            問題形式            
1論説
6題
選択4題(内容把握2、適語補充2)
抜出1題(内容把握)
要約1題
2小説
6題
選択6題
(心情把握4、語句の意味1、内容把握1)
3漢字
4題
記述4題(書き2、読み2)
4漢文
4題
選択3題(口語訳1、主語把握2)
抜出1題(内容把握)


愛知県の国語の入試は比較的簡単ですが、きちんとした読解能力などを身につけて、高得点をとっておきたい教科です。
これは学校の勉強だけでは絶対に身につきません。国語でも論理的な思考が大切なので、解答の理由をきちんと考える習慣を身に付け、 自分のレベルにあった問題で、早いうちから演習できるようにすると良いと思います。

1.選択問題の多くが内容や心情の理解の問題

出題形式の半分以上が選択問題で、またその多くが内容や心情について理解を問う問題です。
文学知識や文法事項などの知識を問う問題は少ないです。
文章を読んで理解することが問われています。
正誤の判断する基準は本文中に必ず書かれていることに注意して読み解く練習をしましょう。


2.要約問題が必ず出題

出題形式が決まった要約問題が必ず出題されます。
読解のできる生徒にはそれほど難しい問題ではないのですが、採点基準は厳しく、正答率はかなり低い設問です。苦手な生徒は無理に挑戦することはないでしょう。


3.漢字の配点は大きい

4題の漢字が出題されます。4題/20題で、配点も均等ですので、比重としてはかなり大きいです。
ぜったいにとっておきたい問題ですね。
特に「書き」の問題では、小学生で習った漢字が多く出題されます。重点的に復習しておきましょう。
また近年四字熟語からの出題がされるようになりました。中学までで勉強する漢字を使った四字熟語の数はたかが知れています。必ず対策しましょう。

4.古文は現代語訳つき


古文(たまに漢文)は現代語訳つきで出題されます。
現代語訳と照らし合わせて読解するようにしましょう。
高度な古典知識や古文文法ができないと解けない問題は出題されません。
ただし、旧仮名遣いの読み方などは必ず勉強しておきましょう。

2013年7月4日木曜日

夏期講習、中学3年生の方々向け

本日から、新聞の折り込みチラシが入ったり、ポスティングチラシなどが入っています。

特に、ポスティングチラシの方には、中3受験生向けに「愛知県公立高校入試」の仕組みなどが載っていたりします。「チラシを見てSSSにやってきました」という方には、夏期講習でチラシ特典も付いてるので、ぜひお持ちください。

言うまでもなく、中3で多くの生徒が受験を経験します。
もしかしたら、ほとんどの保護者の方も、自分の子どもが受験をするのは初めてという方もいらっしゃると思います。私としては安心して受験に備えていけるように、「愛知県型入試」への対応もしっかり行っていっています。

夏休みからどの塾も夏期講習対策は始まっていきますが、中には、愛知県型にしっかりと対応できていないような塾も見られます。大手は内容に問題はないでしょうが、中堅ぐらいになるときちんとした対応をしていない塾もちらほら見られます。

とりあえずお伝えしておくと、英語で「be動詞」とか「一般動詞」とか「比較」とか文法的なものを中心にやって、さも授業をやっていますよいう塾があるなら、それはいい塾ではありません。お金の無駄です。授業構成を見れば、それがきちんとした受験用の授業をやっているかどうかは分かります。

では一体どうしたものがきちんとした受験対策なのか、というのは愛知県の入試の出題傾向をきちんと踏まえているかどうかでわかります。たとえば、先ほどの文法にしても「動詞」の種類を一つ一つバラバラに学習していては力になりません。きちんとすべての動詞の種類を、どういうときに、どう使うべきかという練習をしていかなくては、受験には役に立たないからです。教室側が、生徒をきちんとそこへと到達させるヴィジョンを持ってやっているかで、生徒の最終的な実力は大きく変わっていきます。

中3でこれから塾を検討される方は、塾に行かれた際、そこの教室の長がどのような受験対策を考えているかを質問されることをお勧めします。


とりあえず、ここでも、明日ぐらいから一週間ほど、愛知県公立高校入試についての記事を載せていこうと思います。 塾生の保護者の方はご一読ください。

2013年7月3日水曜日

夏期講習にあたって


7月後半からは夏休みに入り、本格的に夏期講習が始まりますが、今週から面談を初めて行っていますので、その中で夏期講習で何を行っていくかという話し合いをしています。

生徒たちの多くは、成績という形では20点以上アップ順位を40位以上あげるなど成果が出ていますが、これを一度限りのマグレにしないためにも、夏期講習というのは重要な位置を占めていると思っています。夏期講習は復習に当てる場合がほとんどでしょうが、単なる復習と位置づけてしまうとその約1ヶ月の期間がその後成果として現れてくることはまずないと思います。


例えば、中2の生徒に復習をしてもらうとして、英語を中1や中2のどこかから順を追ってただ復習をやっていくのだとしたら、そういうことに意味はないと思っています。それは生徒としても、ただの後追いの作業のような勉強になりやすいので、流すようにやってしまうのです。

だから、私は毎年「あるテーマ」を持ってやっています。
そのために、教材も新たに購入して夏期講習に臨んでもらっています。

私の最終目標は生徒に「自立・自律学習」が出来る人間になってもらうことです。
「自立」「独力で」「自律」「自分で考えて」の意味で使っています。


特に「自分で考える」という部分は、普段の授業だけではなかなか身につけることはできません。
そもそも、普通の中学生は物事を「なんとなく」で済ませてしまうので、自分で考える方法論を身につけるところまでいけません。

中1の前半まではそれでやっていけてしまうでしょうが、中1の後半までそういうことをしていると、学力の伸びは格段に低くなってきます。そして中2の半ばには、成績もその子の能力よりも低い位置をキープするだけになってしまいます。

逆に、自分で物事を考える習慣を持つ子は、成績を自分でも伸ばしていけます。

自分で考える学習は、中学だけでなく、高校、大学、社会人と歳を取るごとに重要になってきます。
「将来何を学ぶか」、「どういった仕事に就くか」、「そのために何をどう学ぶか」、どれも完璧な正解はありません。しかし、「考える」ということなしに、より良い選択もまたありえません。

夏期講習では、自分で考え、ものを学ぶ第一歩として「考える方法論」を学んでもらうつもりです。
…と大きなことを言いましたが、まずは各教科の具体的な方法論ですね。二学期からの学習で損をさせるようなことは決してしない、ということは誓わせていただきます。

例えば英語の話なら、二学期に入った時に「初めて見た英文を構造を考えて、的確に訳すことができる」ということができるようになっていたら、今回の夏期講習は成功だと思っています。ただ文法をなぞるだけでなく、考える力をこの一ヶ月で作っていきます。長い道のりも、まずは小さな一歩から。生徒と一緒に、しっかりやっていきたいと思います。

2013年7月1日月曜日

7月に入って

あらかた期末テストも終わりました。

もうすでに結果が出てきていますが、4月より入会している生徒たちは、現時点で全員プラス20点が達成出来ていますよく頑張ったと思える子も、実際もっと点数は取れたであろう子もいますが、それぞれよくやってくれたと思います。また、保護者の方々のご協力あっての塾です。中には結構大変な注文をこちらが提示する場合もありましたが、こうして目標を達成できているのも保護者の方々のご理解あってのことです。この場でも感謝のことばを述べさせていただきます。


これから面談などをして夏期講習に備えますが、普段の授業の中で私が感じたたことや、テストの解答用紙・問題用紙を分析してわかってきたことなどを夏期講習での課題にしていく予定です。


夏休みはたくさんの時間があり、勉強以外にも、楽しい思い出や、経験をできる休みでもあります。

塾でも勉強面で充実できるように、また二学期以降に学習をつなげていけるような講習会にしていきます。夏は始まったばかり、しっかりと楽しんでいきましょう。