2013年5月31日金曜日

復習について1

以前、復習がいちばん大事と書きましたが、今日はその続きです。

復習とは脳内の情報のアウトプットです。
学習した後に「分かっている」ことを一度自分で再現してみることです。つまり、習って頭の中に入っていることをもう一度ノートなどに書いてみる。昨日習った数学の計算方法、英語の重要構文、社会の用語、なんでもいいですが、これをもう一度自分の外側に出してみるのです。

ごくごく当たり前のことですが、これをやるかどうかが運命の分かれ道です。
  
覚えたことを思い出すように努力すること。
インプットよりもアウトプットを強く意識することが大事なのです。


塾で知識を一通り詰め込んだあと、問題演習を必ず行うというのはそういうところが大切だからで、よくよく考えれば、習った直後にはスラスラできたことが、一週間後にはできなくなってるのは、それまでに復習の時間がなかったからに他なりません。


ここでポイントですが、復習をするべき時間というのがあります。まず、復習は習った日から1~2日後までには必ずします。難しい内容になればなるほど期間を空けてはいけません。3日後に復習をしても「できなくなってる」からです。人間の脳は3日もすれば、復習しなかったことを「重要なことではない事」としてと思い出せなくするからです。


たとえば、3日前に食べた夕食のメニューをあなたは覚えていますか


好物を食べたのなら覚えているかもしれませんし、レストランに行ったなどしたら覚えているかもしれません。しかし、そうした特別かことがない限り、3日前の夕食を覚えている人はほぼ皆無です。自分で食事を作らない中学生・高校生ならなおさらです。

勉強もこれと同じです。塾でやったことを、学校の授業で聞いていなかったり、間を空けずに宿題をきちんとしなければ、記憶は思い出しにくくなくなります。言われれば思い出しますが、それではテストのときに役に立ちません。

そうならないように、復習(アウトプット)をする習慣を身につけてほしいですね。

しかし、近頃の中学生・高校生にそれはかなり大変なのです。その理由はこのあとで語ることにします。

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