2013年3月22日金曜日

国語は勉強できない教科?

今日感じたことを一つ

よくあることなんですが、今日もありました。

「国語の勉強をどうしていいものかわからない」という質問。この裏には、「国語には明確な勉強法がない」という思い込みがあります。

これに対して私はいつも「国語にはしっかりとした勉強法があります」とお伝えしています。

国語も学問である以上、勉強の仕方があります。

国語の勉強といえば、漢字などの暗記事項を除いては、きちんとした「文章読解」につきます。

では、きちんとした「文章読解」とは何か?

それは文と文との因果関係、つまり「なぜ、どうして」や「指示語(代名詞)」をしっかり踏まえたうえで、問題に答えるとういうことですが、それ以前のもっとも基礎的な部分を今日は書こうと思います。

国語が苦手な子ほど、「回答の理由」があいまいです。
どうしてその答えにしたのかと質問すると、「なんとなく・・・・」、「自分がそう思ったから・・・」、「雰囲気的にこれっぽいから・・」というような答えが決まって返ってきます。

これは「自分がそう思った」という誤った考えが根底にあるからです。

「自分がそう思った」というのは主観的意見=感想であって問題への回答ではありません。
しかも正しくない感想です。それは文章の中に書いてあることをきちんと踏まえていないからです。文章の筆者には言いたいこと、伝えたいことがあるのでしょうが、それをきちんと読みとってでからでなければ、「正しい感想」というものも生まれてきません。

これは人の言う事をよく聞かずに「私はそれはこう思うな」と自分勝手な意見を相手に伝えていることと似ていますね。

なので、国語の答えというのは「相手の意見」=「文章中」に根拠を求めることからスタートします。

「筆者が○○行目に~と書いている」という、だれの目から見ても明らかなな客観的な根拠を見つけ出し、それをもとにして回答をしていく。これが基本にしてもっとも重要なことなのです。

これは、説明・論説文、小説問わず使っていくべきテクニックです。


国語が得意な子ほど、国語の学習をするとき、本文中の正解の根拠が明らかになっています。
テストの点数が良い子ほど、教科書や問題用紙に根拠の部分にラインが引いてあったり、○や□などでキーワードが囲まれていたりするものです。

そして、これはどの教科にも言えることですが、答え合わせに時間をかけます。

答え合わせで、正解・不正解の根拠を読み取っていくことが点数アップのカギです。

「根拠がそもそも間違っていた」
「根拠はあっていたが、答え方が間違っていた」
「選択肢のこの表現は本文中には書かれていないから×だった」


と解説に照らし合わせて考えていくことによって、国語の勉強は格段に良くなっていきます。
実際、このことは英語の文法問題や、数学の文章問題などにも言えることですが。

国語のしっかりした勉強は点数にも結び付きやすく、結果にも出やすいです。
ぜひ正しい勉強をスタートしてください。

では今日はこの辺で。

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