2013年4月24日水曜日

勉強は役に立つもの?

こんな職業をしているので、認知心理学の本をたまに読みます。

認知心理学は、人間がどのように物事を覚えたり考えたりするかというのを研究するものですが、これそのものを知って、塾の仕事にそのまま役に立つのかというとそうではありません。

そう、これは保護者の方や生徒たちにもよく言いますが、物事があたかも自然と「役に立つ」ということはまずありません。物事を「役に立てる」という意識がなければ「役に立つもの」にはなりません。

勉強において「これを習ってなんの役に立つのか?」という物言いは、私は好きではありません。

そこにはそれを言う人の純粋な好奇心とかではなく、逃避の気持ちが見え隠れするからです。

それよりも「どうすれば役に立つようになるのか」ということを考えてみてください。

見渡してみれば、勉強のエッセンスはいたるところで役に立ってします。

たとえば私の目の前にある電子機器、建物にいたる全てが数学や理科的な理論によって成り立っています。歴史を知ることや古典を学んだことによって人生を豊かにする人たちも多くいます。
そうしたものをきちんと学び修めた人は 、勉強や学問を仕事や生活や人生において「役立てて」います。

私も学んだ事をどう塾の現場で役立てるか考えていこうと思います。

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