2014年6月21日土曜日

愛知県公立高校入試にむけて④  英語

 出題分析  



① 英語の出題(26年度AB日程合計40問中)
リスニング
10題 (記述4, 選択6 ) 
大問1(会話文)
 6題 (会話文をもとにした英作文6 ) 
大問2(説明文)
12題 長文問題総合
 (条件英作文2, 語形変化4,
  適語補充4, 内容正誤2  ) 
大問3(会話文)
12題 会話文問題総合
 (会話文選択2, 適語補充10  )
大問3(会話文)
12題 会話文問題総合
 (会話文選択2, 適語補充10  )
② 出題パターン
リスニング
 (5点)

本文は「男性」と「女性」の会話形式で聞き取りやすい。
選択式の問題が2題と、記述式の問題が3題出題
選択式では「Yes / No」で答える問題が1問含まれるなど、毎回パターンが決まっている。
①大問1
 長文
 (3点)
会話文を中心とした易しめの長文問題。手紙などの資料などを利用する場合もある。
設問はすべて「英作文問題」で、会話文の流れに合うように英文を書く。

 1.会話文の内容を理解する技能(易しめ)
 2.英作文をする技能

の2つが問われる。自分で英文を書かなければいけない反面、書かされる英文は易しいものが多い。ここを最後に解いてみてもいい。

②大問2
 長文
 (6点)
もっとも本格的な長文問題。新しいパターンの問題も毎年、少しずつ現れるので油断ができないが、だいたいは同じパターンの問題が出題される。

 1.語形変化(動詞を適切な形に変化させる)
   ~ing形・過去形・過去分詞が多い。近年は形容詞の変化なども出題。

 2.適語補充
   本文中や設問の英文に語句を補充するタイプの問題。
   いくつかの出題パターンがある。文法・内容理解・語句表現が問われる。

 3.条件英作文(並び替え作文)
   接続詞のある文や、後置修飾(分詞・関係代名詞)のある文が多く出題。
   文の構造が複雑な問題が多い。

 4.内容正誤
   本文内容に合っている設問分を見極める問題が出題。

②大問3
 会話文
 (6点)
会話文の内容理解を問う問題。

 1.会話文選択
   会話の流れに合うように、本文中に英文を選択形式で補充する問題。

 2.適語補充
   大問2と同様に、よく似た出題パターンが繰り返される。

文法事項や英作文の出題もあるが、すべての問題が長文形式での出題になるため、長文を読み解き大雑把な内容を掴む技能が最重要になる。
 問題を解くときのポイント  長文を限られた時間で読み解こう

① リスニングはメモを上手にとろう
リスニングはいつも同じパターンで出題されます。メモを上手にとっていこう。
また、記述問題は聞く前から解答を予測しておこう。

② 時間配分に気を付けて
英語の長文は、読むのに時間が掛かります。時間配分に気を付けて問題を解いていきましょう。

③ 脚注や日本語のヒントは先に読んでおこう
脚注などの日本語で読めるヒントになる部分は先に読んでおこう。

④ 重要だと思う語句、キーワードに線を引いて印をつけよう。
とくに、大問2の内容正誤の問題や、適語補充で設問文と問題文を見比べる問題ではキーワードに印をつけていくことで、問題が解きやすくなります。

⑤ 疑問文と答え方の対応に注意しよう
大問3では、疑問文の聞き方と答え方の対応に注意して読み取っていこう。



 受験勉強を進める上で  点数を取るための学習法

① リスニングはメモの取り方を練習しておこう
リスニングは出題パターンが毎回同じなので、メモの取り方もあらかじめしっかり練習しておきましょう。
SSS進学教室でも 9 月以降の受験対策講座でしっかりと対策します。

② 長文を読み解く力が大前提
文法・表現など重要なポイントが数多くありますが、すべての問題が長文形式ですので、もっとも大切になるのが時間内に長文を読み解く技能です。多くの問題を演習し、初めてみる英文の内容を掴む訓練を一番に優先しよう。
長文読解というより、英文解釈の技能を鍛えていくことが大事。

③ スラッシュリーディングを学ぼう
文を「語句のまとまり(句)」ごとに区切って、短時間で読むテクニックを学びましょう。
実際この技能がカギを握る問題も多め。

④ 文法事項は 3 年生内容までしっかりと
文法事項は 3 年生内容が重視されます。特に 2 学期以降に勉強する「後置修飾(分詞・関係代名詞など)」は重要です。ただし、1~2年生内容が分からないと 3 年生内容は理解しずらいですので、一つずつ勉強していきましょう。

⑤ イディオム、語句表現、会話表現もしっかりと勉強しておこう
熟語(イディオム)や語句表現(構文・語法など)、会話表現(あいさつ・慣用表現)も多く出題されます。 パターンで覚えていきましょう。
会話表現は、まず教科書のSpeaking Plusなどをあらかた復習していくのも良いでしょう。

英語の入試問題は、入試の中でも「学校レベル」と「受験レベル」でもっとも大きな差のある教科でもあります。
きちんと点数を取るためには、受験に向けた十分な対策が必要です。
下位から中位の高校を目指す生徒は、「語形変化」の問題など「このタイプの問題だけは解けるようにする」という得意なタイプの問題を少しでも作っていきましょう。

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