2014年6月24日火曜日

愛知県公立高校入試にむけて⑥ 社会

 出題分析  

① 社会の出題(26年度AB日程合計40問中)

歴史
14題
日本地理
 8題
世界地理
 6題
公民
14題
理解を問う問題
21題 (選択21 )
資料の読み取り
 6題 (選択6 )
語句記述
11題
作図
 2題

② 出題パターン

① 歴史
 大問1・3題
 大問2・4題
「資料/史料」「歴史についてのカード」をもとに、理解を問う問題が多く出題される。
複数の時代にまたがった出題や、事件や出来事の起こった順序を考えさせる出題が多い。歴史の流れが正しく理解できているかが問われる。


② 日本地理
 大問3・4題
「東北地方」「関東地方」などといった、地域別の出題が多い。
統計資料(表など)から読み取って答えさせる問題が多く出題されている。地形図の読み取りの出題もある。
③ 世界地理
 大問4・2題
世界地図や統計資料などから読み取って答えさせる問題が、日本地理以上に多い。
④ 公民
 大問5・4題
 大問6・3題
「法律や制度について、正確に理解しているかを問う問題」「統計資料を読み取って答えさせる問題」が多い。
地理や歴史との融合問題もときどき出題されている。
理科と同様に、理解を問う選択問題が多い。ほとんどが「4択」で、まれに「6択・8択」もある。
語句記述の問題は、多くの場合、漢字指定がされている。

 ・ 丸暗記などではなく、知識が正しく整理できているか。
 ・ 統計資料を読み解き、活用する技能があるか。

主に、以上の技能が問われている。

 問題を解くときのポイント  ゆっくり丁寧に解いていこう

① 時間は十分にあるので、丁寧に解いていこう
社会科は 5 教科の中でもっとも時間は余りやすい教科です。
時間はありますので、細かなミスがないように丁寧に解いていこう。漢字のミスにも気を付けよう。

② 選択肢は消去法で絞っていこう
選択問題の多くが4択であるため、消去法はとても有効です。


 受験勉強を進める上で   「知識の整理」と「知識の活用」

① 大雑把でも、なんとなくでも分かれば高得点が狙える
社会の問題では、あまり高度な知識は要求されません。大雑把な知識でも、上手に活用することができれば高得点が狙えます。
けれども、ただ知識があってもそれだけでは点数に結びつきません。
愛知県入試では「知識の量」ではなく、「知識の活用」が求められています。知識を整理するのと平行して、実践的な問題に多く挑戦して、知識の活用の仕方を学んでいこう。
例えば、歴史で言えば、具体的な用語に対して「時代区分」がきちんとできる、地理で言えば日本地図の都道府県とそれぞれの都道府県の特色がきちんと結びついている、などといった力が試されます。

② 「受験社会」で知識を整理し、実践的な問題で知識の活用を学んでいこう。
愛知県の入試に必要な受験知識はSSS進学教室オリジナルテキスト「受験社会」に整理されています。
「受験社会」で知識を整理し、「入試過去問」や「類題(公立高校入試など)」で実践的な知識の活用を学んでいきましょう。
得点力を伸ばすのには、「知識の整理」と「知識の活用」をどちらかではなく、平行して行っていくことが大切です。

③ [ 歴史 ] 時代の流れを理解しよう
細かな歴史年号や、極端に難しい歴史知識は必要ありません。知識面は「フォレスタ」「フォレスタステップ」レベルの基礎的な内容がだいたい分かっていれば十分です。
「知識が正しく整理できているか」というところで、大きく差が付きます。「時代の流れ(どういう順番で起こったのか、どういう原因があってどのような結果 になったのか)」や「時代ごとの差異」がきちんと比較整理しておきましょう。時代別の学習だけでなく、いろいろな角度から知識を整理しなおしてみましょ う。
「受験社会」では、「農村史」「宗教史」「外交史」など学校での勉強とは違った切り口で知識を整理できます。また最近は、歴史的な出来事が起こった場所を日本地図の中から選ばせるなどといった問題もよく出題されます。

④ [ 地理 ] 地域・都道府県別の特徴を整理して、統計資料の読み取りの訓練をしていこう。
統計資料を読み取る問題が多く出題されます。この問題を解くには、

 1.「地域や都道府県」「各国」について「産業や気候などの特徴」を理解しておくこと
 2.統計資料の扱いに慣れておくこと

以上、2つの技能が必要になります。
「受験社会」では統計資料を読み取るために必要な情報が整理されています

⑤ [ 公民 ] ふだんの学校での勉強をしっかりとやっていこう
歴史や地理は入試ならではの問題が多く、学校の定期テストに向けた勉強とは少しちがった視点での学習をしないと点数は伸ばせません。
(歴史では複数の時代にまたがった出題や、地理では統計資料の扱いなどが重要になるため)
けれども、公民は比較的学校での勉強がそのまま入試に直結します。
とくに「制度や法律」などについては正確な知識が求められます。しっかりと覚えておきましょう。
また入試ならではの出題では、地理と同様に統計資料を扱う問題も多く出題されます。

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