2014年6月23日月曜日

愛知県公立高校入試にむけて⑤ 理科

 出題分析  

① 理科の出題(26年度AB日程合計40問中)

物理
10題
化学
10題
生物
10題
地学
10題
理解を問う問題
23題 (選択23 )
語句記入
 3題
グラフ作図
 2題
計算問題
 7題 (記述5, 選択2 )
化学反応式
 2題
作文
 2題
資料読み取り
 1題 (記述1 )

② 出題パターン


・ 物理  1年 光・音・圧力  / 2年 電流・磁界   / 3年 運動・エネルギー
・ 化学  1年 物質の姿  / 2年 化学変化・原子分子 / 3年 イオン・酸アルカリ
・ 生物  1年 植物と観察  / 2年 動物・人体   / 3年 遺伝・生態系
・ 地学  1年 大地・地層・地震  / 2年 気象   / 3年 天体

「物理」「化学」「生物」「地学」の以上の単元からバランス良く出題される。

①大問1・6
 各2題×2
年度によって順番が変わりますが、物理・化学・生物・地学から「1点の小問」が 1題ずつ出題されます。
②大問2~5
 各4題×4
年度によって順番が変わりますが、物理・化学・生物・地学から「4題ずつの大問」が 1 題ずつ出題されます。A日程とB日程で同じ単元から出題されることはありません。


1.理解を問う問題

多くの問題が4択~8択程度の選択問題です。
基礎的な知識、単元の理解、問題の理解が問われています。
2.計算問題
  2~4題程度
計算問題も多く出題されます。グラフや表からの読み取りも必要になることが多いです。
3.語句記入
  1~2題程度
理科用語の記入問題です。少ないですが、基礎的なものが出題されます。
4.グラフ作図
  1題程度
実験などについてのグラフ作図です。折れ線になるものが多く出題されます。
実験や問題の趣旨がきちんと理解できていれば解くことができます。図表の読み取りや、計算が必要になる場合もあります。
5.作文
  1題程度
20字から50字程度の作文が出題されます。
どの問題集にも載っているお約束の問題ばかりが出題されます。
6.化学反応式
  0~1題程度
基本的な化学式が出題されることもあります。

語句の記述問題などは少なく、「理解を問う選択問題」の出題が圧倒的に多い。

 ・ 丸暗記などではなく、きちんとした理解ができているか。
 ・ 問題文を読んで、何を問われているのか理解できるか。
 ・ 与えられた情報と自分の知識をもとに、考える力があるか。

主に、以上の技能が問われている。
難問奇問などは少なく標準的な問題が多いのできちんと理解していれば高得点も難しくないが、丸暗記などの表面的な知識しか持っていないと、解くことが難しい問題が多いです。
科学的なことについて、理解を深めるための勉強も大事になってきます。

 問題を解くときのポイント  問題文を丁寧に読んでいこう

① ミスをしないように丁寧に問題文を読んで解いていこう
問題数が少ないため、社会科についで時間は余りやすいです。ミスをしないように丁寧に問題文を読む練習をしよう。
問題文中の「重要な語句」や「数字」などには○を付けるなど印を付けると解きやすいでしょう。

② 選択肢は消去法で絞っていこう
半分以上の問題が記号を選択して選ぶ問題になっている。難しい問題は、消去法で候補を絞って解いていきましょう。


 受験勉強を進める上で  基礎的な理解&実践的な演習

① 単元事の勉強を一つずつ丁寧にやっていこう
愛知県入試では選択形式の「理解を問う」問題が多く出題されています。ひとつ一つの単元をしっかりと理解できるまで丁寧に勉強していきましょう。苦手単元の多い生徒も慌てることなく、単元を一つずつ得意単元に変えていくことが大切です。
ただし、単元毎の学習は基礎のみで十分です。基礎的な理解があれば、あとは考える力や応用力が問われます。
あまり細かなところまで詰め込むような学習は効率的ではありません。

② 基礎がしっかり身についたら、実践的な問題で練習していこう
基礎が身についたら、入試問題の過去問や類題で、応用力を身につけていこう。

③ 比の計算を使いこなそう
「化学反応と物質の質量」の単元はもちろん、他の多くの計算問題も比の計算を用いると簡単に解けてしまう問題が多くあります。最優先でマスターしましょう。

④ 記述問題はフォレスタで完全攻略
記述問題はお約束の問題ばかりが出題されます。「フォレスタ」や「フォレスタ・ステップ」の「Point !」ページをおさえて置けばバッチリです。赤シートで隠して覚えてしまおう。

0 件のコメント:

コメントを投稿