2013年7月19日金曜日

文武両道

今日は終業式ですね。

明日が部活動の市長杯が近いために、この時間は塾は誰もいません。

三河の子達はみんな部活動を熱心にするなあと思います。
特にスポーツ系の子達は、この暑い中もがんばっていることでしょう。

いわゆる文武両道ですね。

これはけっこう年を重ねるに従って難しくなってきます。

体力の低下など十代の子には無縁でしょうが、中学から高校に行くにしたがって、やっていることの専門性が次第に高くなってくるからです。大学入試を考えている生徒たちは、かなり高レベルの学力を要求されますし、部活動も高校のレベルは中学とはやはり段違いです。

だから、このあたりから文武両道というのは相当に難しくなってきます。

「高校で部活をやりながら、国公立大学を目指すのなら、浪人を覚悟せよ」 と私は言います。

普通科なら高校での勉強の量は、単純に中学の10倍です。
10倍に増えた勉強をきちんとやっていくには、中学程度の努力ではだめです。どのような勉強をやっていけばいいのか、最終的な目標のために何を優先的にやっていけばいいのか、自分で考えられなければいけません。中学と同じようにやっていたら、間違いなく成績は下がっていきます。

その中で部活動でも実績を出したいのなら、勉強と同様のことを部活動で要求されます。

両立させるのは、それほどに難しいです。才能とか努力とかいろいろなものが要ります。

もとろんスポーツや部活やることの意味や意義はいろいろあります。

体力作りだけでなく、集中力を養い、チームプレーを学び、勝利することの喜びを知ることができます。
きちんとそれを行えば、日々の糧にもなるし、将来必要なことを多く学べるでしょう。

しかしやはり、バランスは必要で、自分の将来ときちんとリンクさせていて欲しいと思います。

もし、生徒に勉学に優先順位があるのなら、部活動をヘトヘトになるまで行うのは宜しいことではありません。部活で疲れて勉強ができないのなら、それはもはや文武両道を履き違えています。そういうのはただの片手落ちというのです。

私も趣味のフィールドワークがてら、1日に10km前後を散策するので、体力作りは必要です。
ただ、私の優先順位は塾での指導にあるので、ヘトヘトになるまでは絶対やりません。きちんと自分の出来る範囲で両立させています。そうしたバランスも生徒たちには学んで欲しいと思います

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